不動産を売却したり、購入する時に、必ずといってお世話になるのが「不動産業者」です。
でも、一生に一度あるかないかの不動産の売却なので、何をどうしたら良いのか?と不安になって当然。
大手の不動産業者だから安心というわけでも無いですよね。支店によって違って当然です。
信頼できる不動産業者の見分け方について、ポイントをお伝えします。
注目すべきは宅建業免許番号
不動産業者が開業する為には、【宅地建物取引業法】に基づいて手続きを行います。
都道府県知事に免許の申請をしなければいけませんが、登録の基準をみたしているか等、厳重な審査を経て受理されるのです。
受理されると、「宅建業免許番号」をもらえます。
この宅建業免許番号は、()内の数字は更新回数を示していて、その後ろの数字は更新しても変わりません。
この()内の数字を大きいと、それだけ長いあいだ問題なく営業しているということです。
宅地建物取引業法では、5年に1回更新を義務つけています。
それは、不動産という大きな財産を扱うので、きちんとした知識をもって対応売るためです。
例えば、
(1)の不動産業者は、開業したばかりでまだ更新をしていません。5年経っていないのです。
(5)の不動産業者は、更新を5回しているので、20年以上は問題なく営業しています。
ただ、この数字も次の場合、リセットされるのです。
【知事免許 → 国土交通大臣免許】
【国土交通大臣免許 → 知事免許】
【個人事業者 → 法人化】
国土交通大臣免許と知事免許の違い
不動産業者の免許には、「国土交通大臣免許」と「知事免許」があります。
この違いは、複数の都道府県に支店があるかどうかです。
- 国土交通大臣免許 → 大阪府と兵庫県など、複数の都道府県に事務所がある場合
- 知事免許 → 大阪府など事務所の所在地が一つの都道府県の場合
どちらの免許が良いかはあまり関係ありません。
地元で長い間営業しているということは、それだけ地元の人に愛されているとも言えます。
逆に、支店の数が多いと、遠方でも情報がもらえるメリットもあります。
ただ、他府県に支店をふやしたり、減らした場合には手続きが必要となり、「国土交通大臣免許」「知事免許」と変更になり、()内の数字もリセットされます。
また、不動産業界に努めている人は、独立志向が強いとも言われています。
ある程度実績を積んで人脈を作ると、独立する人が多いようです。
この「宅建業免許番号」で、実績が長く不動産業を行っている会社なのか?、独立したばかりの会社なのか?を見極める事が出来ます。
一般の人が、不動産業者をチェックするポイントになるのが、この「宅建業免許番号」がわかりやすいです。
もちろん、不動産業者だけではなく、担当の営業マンによっても左右されます。
親身に話を聞いてくれる営業マンかどうか、約束を守るかどうかがポイントになります。
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