なぜ今、中古住宅が人気なのか?買い手が感じるメリットは?
ここ数年、賑わいをみせている中古住宅。新築に負けず劣らず中古マンションや中古一戸建ての売買も盛んで、「家を買うなら新築」という時代ではなくなりつつあるようです。
なぜ今、中古住宅の人気が高まっているのでしょうか。売主としても不動産市場の現状を把握しておきたいところ。今回は、中古住宅の需要にスポットを当ててチェックしましょう。
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中古住宅の需要

中古住宅の最大の魅力は、なんといっても「価格」の安さ。たとえば、首都圏で取引されている中古マンション一平米あたりの単価は、築年数5年以内の物件の半額以下です。
さらに、市場には様々な中古住宅が流通しているため選択肢も多く、希望や条件に近い物件があれば新築でなくても納得して購入できるという点も中古住宅の需要が高い理由の一つ。
確かに、価格が手頃なうえ選択肢も多いのは魅力的。わざわざ新築を購入しなくても、同様の条件で状態が良い中古物件を半額で買えるなら得する買い物ですね。
最近はリノベーションやリフォームも一般化してきており、自分好みの改築・改装(DIY)を楽しむ人も増えています。
中古住宅を安値で購入し、自分好みにリノベーションしたりカスタマイズしたりするのも中古住宅の利用価値が高い理由の一つではないでしょうか。
古民家を改築してモダンな空間にしたり築年数が古くてもリノベーションで欧米風に改装したりするなど、リサイクルできるというポイントが中古住宅の魅力のようです。
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中古住宅の人気は続く?

中古住宅の人気が高いということは、不動産を売却する人にとって好ましい状況です。中古住宅の人気がある=中古住宅を探している人が多い、ということが考えられます。
しかし、2016年の後半にかけて需要と供給のバランスにズレが生じはじめています。市場に流通する中古物件が減少しつつあり、売る人と買う人のバランスがとれていない状況。
中古住宅を探している人(需要)が多くても市場に流通する中古物件(供給)が少なければ、買い手は新築物件の購入を検討しなくてはいけなくなるでしょう。
そうした状況が続くと中古住宅の需要に影響してくるでしょうし、売れない中古物件だけが市場に溢れるという悪循環を生み出してしまうのです。
でも、不安要素ばかりではありません。不動産の売買は情勢と連動しているため、消費税の値上げや東京オリンピックなど今後の動きで不動産市場も活性すると期待されています。
とくに今後は、築年数が古くても立地が良い中古住宅の人気が高まりそうで、ほかにも長期優良住宅や耐震性などの条件をクリアした中古住宅の需要が高くなると予測できるでしょう。
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中古住宅のメリットと強み

価格の安さやリノベーションなど買い手に嬉しいメリットが多い中古住宅ですが、購入してから入居までに時間がかからないという点も中古住宅の強み。
内覧して購入を決め、売買契約書を交わして代金を支払い、所有権の移転登記が完了すれば入居が可能。良心的な売主なら、売買契約が成立した時点で引っ越し荷物の搬入を許可してくれるケースもあります。
また、予算に縛られて理想を諦める“三流の新築”よりも、割安で購入できる“一流の中古住宅”のほうが暮らしやすさや快適さの満足度が良くなるでしょう。
そのため、売主が内覧のときに購入希望者へアピールするポイントは「生活環境の良さ」や「住居としてのクオリティ」を積極的に伝えたいところ。
室内の清潔感や状態の良さ、ニオイや設備などは物質的なメリット。内覧で「買いたい」と思わせるには、精神的なメリットを感じさせることも重要なポイントです。
どのような条件であれば精神的なメリットを感じるか、ずばり「生活環境の良さ・便利さ」が大きな割合を占めます。
- どんな人が近所に住んでいるか?
- 生活に便利な施設はあるのか?
- 町内の治安は問題ないか?
- 電車やバスなど公共の移動手段は?
- 学校までの距離は?
- マンションであれば管理は行き届いているか?
など、物件のクオリティ以外にも生活しやすい環境であることが大切。駅やコンビニ、役場や学校、公園やスーパーなど、地域住人だからこそ把握している最寄りの生活情報を伝えることで具体的にイメージしやすくなります。
そうしたことも踏まえて物件の状態の良さや質をアピールすると魅力が伝わりやすく、「この物件なら買っても損はない」と感じてもらうことが重要なのです。
ポイント1 室内は隅々までキレイに掃除して清潔感を強調
ポイント2 内覧日の前は室内を徹底的に換気してニオイ対策
ポイント3 生活環境の良さ・暮らしやすさをアピールする
ポイント4 ホーム・インスペクションで物件の質を保証する
内覧は一発勝負。一度の内覧で、その物件の“良い悪い”を判断されてしまいます。「この物件なら、この値段で満足」そう納得できる状態にもっていくのがベスト。
中古住宅には売主も気づいていないメリットや魅力が多く隠されており、まずは自分の物件の魅力やアピールポイントを確かめておく必要があるでしょう。
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