なかなか売れないマンションを売るための効果的な値下げのタイミング
マンションの売却を検討し、不動産会社に仲介も依頼した。といっても、すぐに売れるというわけではありません。
すでに買主が決まっていたり、候補者がいるならともかく、不動産会社の広告活動が落ち着くまで、だいたい2週間程度かかります。
この2週間の間に、レインズ(指定流通機構)への登録や、物件のチラシを作成して新聞への折込をしたり、ポスティングで近隣に投函したり、インターネットの不動産情報ポータルサイトに登録したり、不動産情報誌に物件の情報を掲載したりといったことを行います。
物件の広告を見た人から問い合わせが入るのが、早くてここから2週間かかることを考えますと、不動産会社に仲介契約をしてから2週間から1ヶ月の間に売却できるのは、かなり順調にいったケースであると言えるかもしれません。
ここでは、なかなか売れないマンションを売るための、効果的な値下げのタイミングについて解説していきます。
値下げのタイミングの目安は3ヶ月後から
マンションが最初の売買価格で売れない時に値下げを検討するタイミングの目安は、媒介契約の切れる3ヶ月というのが一般的です。
ただし、まったく物件の購入についての問い合わせがなかった場合は、もう少し早いタイミングで値下げを検討することも大切です。
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最初にタイミングを決めておく
例えば、当初の売買価格が5000万円だったとして、1ヶ月後までに売れなければ4500万円、2ヶ月後までに売れなければ4200万円といったように、値下げをするタイミングを事前に決めておく方法もあります。
転勤などのように「いつまでに売却する」といった、期限が決まっている際に向いているやり方です。
そのタイミングに応じた売却活動ができるので、計画的に進められるというメリットがあります。
最終的に売れなかった場合のことを想定して、不動産会社に買取してもらう、買取保証をしてもらうといった方法も選択肢のひとつとしておくのも良いかもしれません。
リアクションに応じた値下げ
物件に対する問い合わせや内覧希望の数に応じて、値下げをするタイミングを図るやり方もあります。
売却までの期間に余裕があり、可能な限り高い金額で売却したいと考えている人に向いている方法です。
実際に値下げをしてから、1ヶ月ほど様子を見て、それでも買主が現れなければ、また値下げをするといった具合に行うのが理想的です。
2週間や3週間といったように、もう少し間隔を狭めたとしても、市場に浸透するまでの時間差があるため、1ヶ月くらいが妥当な線ではないかと思われます。
時期を考慮した値下げ
不動産の売買が活発になるのは、春先の入社や転勤、入学や卒業によって人の移動が多くなる1月から3月と言われています。
次に活発になるのは、年明けを新居で迎えたいと考える人が増える9月から11月となっています。
その時期をあえて選んで値下げをすることで、買主の候補者が集まりやすくなる可能性がアップするかもしれません。
2種類の値下げのパターン
値下げには2種類のパターンがあります。
ひとつは、公開した売却価格を値下げする方法と、交渉時に値下げする方法です。
公開した売却価格を値下げする
最初に決めた売却価格は、レインズやチラシ、住宅情報誌や不動産情報ポータルサイトにて公開されますが、なかなか売れそうもない…という場合に、当初の売却価格から値下げして公開する方法です。
当初は3500万円で売却価格を設定して公開したけれど、問い合わせが少ないので3200万円に値下げしてから改めて公開するといったパターンです。
とはいえ、「この物件は売れてないから値下げしたのかな?」と買主の候補者に疑念を抱かせる可能性もあるため、売買の交渉時に足元を見られてしまうかもしれません。
交渉時に値下げする
買主の候補者と売買の交渉時に値下げするやり方です。
買主サイドからすると、「値引きしてもらった」という印象につながるかもしれません。
最初の売却価格から、買主が「このくらいの金額で買いたい」という金額に近づけることで、売買をスムーズに進められるメリットがあります。
値下げ価格の決め方
値下げ価格を決めるためには、買主の候補者にとって、「安くなった」と思わせることが重要なポイントとなります。
値下げの金額の目安は、50万円から100万円ほどが一般的なようです。
例えば3000万円の物件を50万円値下げすると2950万円となります。3000万円台から2900万円台となるため、特に不動産情報サイトで検索機能を利用した時に、ヒットしやすくなる可能性が高まります。
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まとめ
なかなか売れないマンションを売るための効果的な値下げのタイミングは、3ヶ月を目安として、1ヶ月単位ですることがポイントとなります。
最初から値下げの時期を決めておくやり方と、問い合わせの数などのリアクションに合わ
せて値下げをする方法と、不動産の動きが活発な時期に合わせて値下げをする方法があります。そして買主が見つかった後に、交渉しながら値下げをするやり方もあります。
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