所有しているマンションでお金が借りられる?不動産担保ローンについて

所有しているマンションでお金が借りられる?不動産担保ローンについて

 

不動産担保ローンは、その名の通り、所有している土地やマンションなどの不動産を担保にして、金融機関からお金を借り入れることです。

 

一般的な無担保のフリーローンと比べて、金融機関側としては、返済できなければ不動産で回収することができるため、審査が通りやすい傾向があります。

 

不動産担保ローン、4つの特徴

 

1.カードローンなどと比較して金利が安い

 

不動産担保ローンは、一般的なカードローンやビジネスローンなどと比べると金利が安く設定されています。金融機関にもよりますが、おおむね年利10%から20%の間で設定されていることが多いようです。

 

中には変動金利や固定金利から選べるプランもあるため、月々の返済額を確認した上で、利用すると良いかもしれません。

 

2.高額の借入が可能

 

不動産担保ローンは、他のカードローンなどと比較して、高額の借入が可能となっています。不動産評価額の70%から80%が限度となっているところもあるため、物件によっては億単位の金額を借り入れることも不可能ではないと言われています。

 

そのため、事業用資金や不動産投資用として、不動産ローンを利用する人もいるようです。ただし、不動産であればなんでも良いという訳ではなく、不動産の種類や立地条件などを加味した上で、金額が設定されるようです。

 

3.長期に渡る返済期間

 

不動産ローンは、無担保のカードローンとは異なり、10年単位の返済期間が設定できます。そのため、中には35年という住宅ローンのような返済期間を採用している金融機関もあるようです。

 

4.お金の使い道が自由である

 

不動産ローンは、無担保のカードローンなどと同じように、お金の使い道が比較的自由な点があります。住宅ローンや自動車やバイクのローンは、使い道に制限がありますが、不動産ローンの場合、医療や介護の資金であったり、子供の教育資金や旅行の資金、もしくは他のカードローンなどの一括返済のための資金として使われるケースもあります。

 

ただし、事業用や株式などの有価証券の購入資金としては利用できないという金融機関もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

 

不動産担保ローン、3つのマイナスポイント

 

1.お金を借りるための費用がかかる

 

一般的なカードローンなどの場合、お金を借りる時に費用がかかることはありませんが、不動産担保ローンに関しては、返済できなかった時に不動産にて回収できるようにするため、登記費用などを借主が負担することになります。

 

主な費用として、抵当権や根抵当権の登記費用、収入印紙代や担保不動産の鑑定費用、そして事務手数料があります。

 

2.審査待ちの時間が長い

 

一般的なカードローンなどは、早いものであれば申込みから30分後にはお金が融資されることも少なくありません。

 

不動産担保ローンの場合は、担保である不動産の価値をチェックする必要があるため、申し込んでから5営業日程度の審査待ちの時間があるようです。

 

3.返済できない場合、不動産で回収される

 

不動産担保ローンでは、借りたお金が返済できない場合は、担保である不動産を競売にかけて回収できるようにするため、最初に抵当権や根抵当権を設定しています。

そのため、所有している不動産が自分の物ではなくなってしまいます。

 

そうしたリスクを踏まえた上で、不動産担保ローンを利用を検討することが大切です。

 

不動産担保ローンの審査とは?

 

不動産担保ローンの審査で最も重要視されるのは、担保となる不動産の資産価値です。

そのため、仮に他の条件が融資にふさわしくなかったとしても、不動産の価値が高ければ高いほど、融資される確率が高くなります。

 

何度も繰り返すようになってしまいますが、返済できない場合には不動産の競売や任意売却によって回収できるのが、不動産担保ローンのシステムのためです。

 

1.個人信用情報機関

 

申込みの後、まずは他のカードローンなどからの借入状況を個人信用情報機関から確認します。他社の借入金額が多すぎたり、返済の遅れなどがある場合には、審査を通過しないこともあります。

 

法人向けの不動産担保ローンの場合は、帝国データバンクや法人信用情報にて、他社からの借入状況などを確認します。

 

2.税金の支払い状況

 

不動産担保ローンでは、税金の支払状況も確認されます。

仮に担保の不動産を売却したとしても、借主に税金の未納分がある場合、税金の支払いが最優先されるためです。

そのため、審査の段階で、税金の未納や滞納がチェックされるのです。

 

3.返済負担率

 

返済負担率は、年間の返済金額÷年収にて算出されます。

収入と比較して返済金額が多い場合には、融資を見送られることもあります。

だいたい返済負担率35%程度がボーダーラインとなっているようですが、不動産の担保価値によっては審査を通過することもあるようです。

 

4.職種・勤続年数・雇用形態

 

公務員などの安定した職種で一定以上の勤続年数があれば、問題なく融資されます。

とはいえ、無担保のカードローンなどに比べると基準は甘いようです。

 

まとめ

 

不動産担保ローンを利用することで、所有しているマンションなどの不動産で融資を受けることも可能ですが、月々の返済や不動産を失うリスクなどを考慮した上で利用するようにした方が良いかもしれません。

マンションや土地を不動産査定してみてはいかがですか?

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