購入希望者や内覧者に売主が「売る理由」を伝える必要性とは?

購入希望者や内覧者に売主が「売る理由」を伝える必要性とは?

 

不動産を売却する理由は人それぞれですが、実際に不動産の取引が進むにつれて内覧者や購入希望者に売却の理由を詳しく聞かれることもあります。

 

買主にどの範囲で事実を伝えればいいのか、デメリットとも思える点をポジティブに感じさせる表現はないか、どのようにしたら買主によく伝わるのか、など疑問に思う売主もいるでしょう。

 

結論から言うと、不動産を売却するにあたり買い手に対して嘘を言ってしまった場合はリスクが伴う場合が考えられます。では、どのような理由が適しているのでしょうか。

 

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不動産を売却する理由

 

国土交通省「平成20年度土地保有移動調査」のデータを見ると、次のような売却理由がアンケート結果として発表されています。

 

・自分が住むための住宅の建設(買い替え)資金又は購入資金を得るため

・他の土地と買い換えるため

・事業のための営業用資金(例えば運転資金)を得るため

・日常の生活費に充てるため

・借入金の返済に充てるため

・公共用地となるため

・買主又は仲介人から強く希望されたため

・投資のため保有していた土地の売却

・相続税の支払いのため

・その他

 

 

不動産を売却する際に住み替えは色々な理由があると思います。たとえば、転勤や不動産を売却せざるを得なくなった、子供が産まれて少し手狭になった、利便性が悪いなど、それらを正直に伝えるべきでしょうか。

 

ずばり、正直に伝えるべきです。不動産は高い金額が動くため、あとで発覚したときに買い手も売主もトラブルになってもめる原因になってしまいます。

 

とくに買い手は売却理由をとても気にします。どちらかというと、ポジティブな要因よりネガティブな理由を気にする人が多いです。

 

よほどの理由がない限り、気に入っている物件を手放なすとは考えないからです。住み替えなど何らかの理由があるはずと買い手も検討するわけです。

 

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買い手に売却理由を伝えるときのポイント

 

買い手に不動産の売却理由を伝えるポイントは、「前向きな理由で伝えること」です。たとえば、「家が手狭で広い部屋に住み替えたい」とか「間取りが使いづらくて不便」などの理由では買い手も前向きに検討しないでしょう。

 

ですから、ネガティブな理由でもポジティブに言い換えて伝えたほうが印象は良くなります。「子供が産まれてライフスタイルが変わった」など、住み替えのための前向きな理由を考えましょう。

 

しかし、くれぐれも売却理由に嘘はいけません。買い手も不動産に対して何らかのアクションがあるということは前向きに検討してくれているはずです。

 

伝え方や表現方法を気にしながら、前向きな理由で伝えましょう。ただし、上手に伝えても人によっては価値観が異なります。

 

離婚が理由で売却をNGとする人もいれば、OKとする人もいます。自殺や死亡をOKとする人もいれば、NGとする人もいます。

 

NGとなってしまった場合は、今回は相性が合わなかったと諦めることも大事です。参考までにYahoo知恵袋でも筆者と同じ見解で回答がありましたのでご紹介したいと思います。

 

中古物件で売却理由が前住民の離婚。気にしますか?

 

不動産業者です。中古住宅の売却理由の多くは、離婚、ローンが払えない為の処分、相続(所有者が亡くなった)です。新しい住宅を買う為に売るという理由は非常に少ないです。

気になさるのでしたら、新築をおすすめしますが新築だって、全所有者が亡くなって売り物になった土地であったりしてますし…。

 

売却理由を聞かれるお客さまが多いのは確かですが、前向きな売却理由、例えばステップアップ(マンションから新築戸建で新築建築中)、住み替え(家族からご夫婦2人だけになったので住み替え)などという理由は少ないです。

 

しかもこういった場合の場合は、居住中での売却が多かったり、契約後何カ月後の引渡しなどの契約条件が付いている場合も多いです。

 

離婚率が昔と違って、多くなっている現代で離婚が原因の売却理由がネガティブになるケースは少ないかもしれません。

 

自殺、病死などといった売却理由は少し避けた方がいいかのしれませんが。それでも安く購入できるならOKというお客さまがおられるのも事実ですからね。

参考:Yahoo知恵袋

 

不動産の売却は大きな金額が動く取引で、あとから揉めると非常に厄介なことになります。くれぐれも売却理由は嘘を付かないように真実を伝え、買い手と売主が納得したうえで売買を成立させるように心がけましょう。

 

そして、ネガティブな理由が原因で売却する場合も決して嘘は付かずにポジティブな理由に言い換えて伝えることがポイントです。

 

こうしたセールストークも実力のある不動産会社ならアドバイスしたりフォローしてくれたりするので、仲介を依頼するときには安心して任せられる不動産会社を選びましょう。

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