高値で売るコツ!物件の内覧に来た人に好印象を与えるポイントは?
マンションや戸建てなどの物件を売却する場合には、購入希望者(購入の予定や見込みのある方)が事前に状態を確認するために「内覧(内見)」にやってきます。
この内覧に際して、売り主は仲介業者や不動産会社とともに現場に立ち会い、購入希望者の内覧を担当します。
中古不動産は購入者にとっては大きな買い物になりますので、できるだけ買いたいと思ってもらえるよう配慮しておきたいところです。
そこで今回は、購入希望者に好印象を抱いてもらい、スムーズに物件を買い取ってもらうためのポイントを紹介したいと思います。
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内覧はすべて受け入れる
スムーズに売買を成功させるためには、内覧希望をしてくれる人はすべて受け入れる気持ちで臨みましょう。希望者のスケジュールや意向にできるだけ合わせるようにして、一人でも多くの希望者を募ることが大切です。
不動産会社に仲介に入ってもらうと、購入希望者が現れたタイミングで担当者が連絡をしてくれます。すぐに物件に駆けつけられるように、電話やメールなどはいつでも出られる状態にしておきます。
内覧を断ってしまうと、購入希望者とのご縁が減ってしまい、物件の売れ行きにも影響しますので、可能な限り購入希望者の全員と顔合わせをするようにしましょう。
物件の売り込みは不動産会社に任せる
購入希望者に対して、必死に物件の説明を行う売り主も多いのですが、セールストークは不動産会社にお任せした方が安心です。
物件の所有者自身が「買って!」という姿勢を打ち出してしまうと、かえって購入意欲を削ぐことになりかねません。購入希望者の質問にのみ答えるようにして、自分からあれこれと話を持ちかけないように注意したいところです。
購入希望者に対してどうしても話したいことがあれば、事前に不動産会社と打ち合わせをして、担当者から説明してもらうか、売り手が話をするタイミングを設けてもらうようにすると上手くいきます。
基本的には、購入希望者がゆっくりと自分のペースで見学ができるように現場を整え、売り手自身は控えめな姿勢で立ち会いに臨むのがベストです。
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部屋は可能な限り清潔に
不潔な箇所や、まだ直していない場所が見つかると、それだけで値下げ交渉に入られてしまう可能性があります。「破損しているのですが、そちらで持ってもらえますか?」など、買い手が売り手の足元を見るようなケースもあります。
そのような場合、売り手としてはできるだけ早くに売ってしまいたいので、値下げ交渉に応じることが多いものです。物件を少しでも高値で売るためには、可能な範囲で直しを入れておくか、クリーニングなどをして清潔に整えておくようにしましょう。
購入希望者が必ずチェックする箇所について、以下に紹介していきます。
1、床や壁
内見に際して、まず目につくものは床です。エントランス、玄関、廊下、階段など床はすみずみまで掃除し、足跡やホコリなどが一切残らないように清潔にしておきます。髪の毛や洋服の繊維、ペットの毛なども落ちていないかチェックします。
バルコニー、テラスの床は見落としがちですので、汚れがないように整え、広く美しく見せるようにしましょう。
次に物件内部の壁の汚れやホコリなどもチェックしましょう。窓を拭き取り、指紋などが残らないようにきれいに拭きとります。
2、収納スペース
クローゼットや靴箱などの収納スペースは、ゴミやほこりはもちろん、臭いにも注意しましょう。
押し入れの天袋など、細かい部分まで見られる可能性がありますから、収納場所はすべて見られても良いように整えておきましょう。
3、水周り
水周りは内見においてもっとも重要なポイントです。風呂場やシンクなどのカビ、水アカはすべて除去し、不潔と思われないように注意が必要です。
水周りが清潔であれば、物件全体の印象もアップします。
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物件を手放す理由を用意する
中古物件の場合、売却理由を尋ねられるケースが多くみられます。
物件の所有者もしくは近隣にトラブルがあるか、物件に欠陥があって引っ越すのか・・・など、購入希望者が不安を抱えている場合、売り手はそれに対して丁寧に説明し、安心感を与えることが重要です。
仕事や家族構成の変化など、購入希望者が納得するような理由があれば、きちんと説明をするようにしましょう。万が一トラブルや問題などで不動産の売却をする際は、事前に不動産会社に相談のうえ、適切な理由を用意しておくと安心です。
まとめ
購入希望者にとっては、不動産売買は高い買い物です。そのため、普段よりも厳しい目線で内覧をされるのが一般的です。
物件に少しでもポジティブな印象を持ってもらえれば、その場で契約に至らなくても、後からもう一度購入希望を出してくれる可能性もあります。
部屋を整え、物件の印象を良くすることも大切ですが、売り主自身が前向きに購入希望者を受け入れ、丁寧に対応するだけでも印象は変わります。
「感じのいい売り主さんだったな」と思ってもらえるように、早い段階から準備をしていきましょう。
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