「あなたの家買いたい人がいます」のチラシの真実

あなたの家のポストに

「この校区で家・マンションを探されている人がいます」

このようなチラシが入っていた事はないでしょうか?

  • 本当に、買いたい人がいるんだ!
  • やっぱり、この地区は人気だから!
  • すぐに、売れるなら!

 

チラシをみて、このように思ったことはありませんか?

 

ポスティングチラシは本当?

これらのチラシに書かれていることは本当なのでしょうか?

 

あなたの家が、幼い頃から住んでいる築年数の経っている家でも、買ったばかりの築浅の家でも、同じようにチラシが入っています。

 

古い家の場合には、

「今処分しないと、もう建物の価値がなくなり、値段が大きく下がりますよ」

 

築年数の浅い家には、

「今なら、まだ高値で売れます。ローンの返済も大変でしょう」

 

何度も同じようなチラシがポスティングされていると、

だんだん、チラシの内容が気になります。

 

買い手がいるなら、すぐ売れそうだし。

と期待して連絡する人も多いと思います。

 

ポスティングチラシの真実

「年収〇〇〇万円のA年収さんが、こちらの学校区で〇〇坪以上の家を探されています。」

「人気の校区〇〇で、お子さんの為に家を探されています。」

「ご実家の近くで〇〇エリアの中古物件を探されています。」

 

どれも、具体的にかかれている感じで、「欲しい人がいるんだ」という気にさせてくれますが、本当なのでしょうか?

 

私の実家でもこのようなチラシがよく投函されていて、話を聞きに行っても、

 

「あの方は、もう別の物件に決められました」

 

と言ったような返事をもらっただけです。

本当にいてたかどうかは知る術がありませんよね。

 

チラシをみて、売ることに決めた人に、

実際に言われてたような金額で売却出来たか聞くと、

 

専属専任契約をして3ヶ月ほど経っても、売れそうになく案内も数人だけ。

結局、大幅に値段を落として再度売りにだして、そこから値段交渉がはいります。

 

「今、この金額で決めないと他のお客さんはないと思いますよ」

 

という業者さんの言葉のとおり値段を下げて売却。

 

結果、当初思っていた金額とは全然違う金額で売ることに。

 

もちろん、初めの値段で売れることも有ると思います。

 

不動産業者に話を聞く際のポイント

ポスティングチラシや、新聞の折込広告をみて、不動産業者を訪問する際には、何に気をつければ良いのでしょうか?

 

  • チラシを持参して、記載されている事について聞く
  • 今までの取引事例を聞く
  • その不動産業者以外でも、周辺の取引事例を聞く
  • 周辺で、売りに出されている情報を聞く(いつから、当初の価格等)

 

これらの情報は、聞いておくべきだと思います。

 

実際に、売却活動をする時には、

売買の媒介契約書を作成する際に、「売買価格」を記載しないといけませんし、

不動産業者は価格をアドバイスする時には、根拠を述べなければいけません。(口頭でも可)

 

不動産業者は、【価格または評価額について意見を述べる時は、その根拠を明らかにしなければならない】(宅建業法34条の2第2項)と法律でも決められています。

 

不動産の売却や購入は、一生に一度あるかないかの事ですよね。

信頼できる不動産業者にお願いすることが重要です。

こちらも参考にしてください

→信頼できる不動産会社の見分け方、簡単な方法にあなたは驚くでしょう!



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