不動産売却にもトレンドがある?トレンドによる売り時の目安とは?

不動産売却にもトレンドがある?トレンドによる売り時の目安とは?

 

不動産の売買は、売れやすい時期や高く売れる時期などによって価格が変動しやすいものです。

また、その時の流行や時流などにより、売れる物件や人気の不動産のタイプも変動します。

「不動産」とは言いますが、売買状況は常に変動していることを念頭に置き、最適な売り時を見極めるようにしたいですね。

 

・不動産売却のトレンドとは

トレンドとは、一般的に時代の流れや流行、経済変動の動向のことを指します。

どんなものにも言えることですが、不動産の売買においても、売れ筋のものがあるということですね。

特に、不動産は価格が一定ではなく、常に変動していてその時々の経済状況や市況によって左右されます。

つまり、不動産を売却するなら価格が高騰している時に高値で売ることができ、購入するなら安くなっている時を見極めるのが不動産売買成功の秘訣です。

 

・公示地価の推移を見る

公示地価とは、地価公示法に基づいて、国土交通省土地鑑定委員会が、毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示するものです。

一般の土地の取引に対しての指標になるので、不動産売却のトレンドを見極めるのにも参考になります。

 

試しに千代田区の公示地価の推移を見てみます。

<平成10年>

*平均価格 :1,503,800 、上位の価格:2,300,000 、下位の価格:830,000 (単位:円/㎡)

<平成20年>

*平均価格 :2,123,000 、上位の価格:3,370,000、下位の価格:1,110,000 (単位:円/㎡)

<平成28年>

*平均価格 :2,358,600、上位の価格 :3,480,000、下位の価格:1,280,000 (単位:円/㎡)

 

年々地価が高騰しているのがわかりますが、その上昇率やそのほかの物価についても考慮する必要もあります。

所有している不動産のある地域では、どのように地価公示の推移しているかを知ることで、今後どのくらい上昇が見込めるかを算出するための材料になるでしょう。

 

 

・市況トレンドでマンションの動向を伺う

マンションや一軒家などの不動産の売却を考えている人は、都道府県別や地区別の中古マンション・戸建住宅などの成約・在庫状況を毎月公表している、市況トレンドをチェックすると参考になると思います。

 

ためしに首都圏の中古マンションの成約状況レポートを見てみましょう。

<2015年11月のデータ>

*件数:2,971、前年比(%):5.0

*㎡単価(万円):45.98、前年比(%):4.2、前月比(%):0.4

*価格(万円):2,916、前年比(%):3.8、前月比(%):-1.1

*専有面積(㎡):63.43前年比(%):-0.3 、前月比(%):-1.4、築年数:20.45

 

前年比や前月比なども細かくデータ化してくれているので、どの月に成約数が増えるか、単価が上がるかなどを見極めるのに大変参考になります。

 

また、このような数値データだけではなく、新規に登録された中古マンションの在庫数や、実際に成約された件数などの推移もわかりやすく説明してくれるので、売り時の目安として最適な時期を示してくれます。

不動産を高く売るために必要なのは、価格が高騰している時期だけでなく、買い手が集中しやすい時期、つまり売れやすい時期を知ることも重要でしょう。

 

・売れ筋の不動産のタイプを知る

マンションの間取りなど、不動産のタイプもその時々の流行に左右されるものです。

たとえば、トレンディドラマが流行った時には、一人暮らしには広すぎるほどのリビングやデザイナーズマンションなどが流行り、その時期に建てられたマンションには共通する特徴が多かったりします。

 

しかし、その当時流行ったものでも、今になってみれば古臭いデザインであったり、デザインにこだわるあまり使いにくい間取りや設備だったりします。

もちろんそのままでも売却することは可能ですが、今売れやすい人気のタイプを知ることで、より高値で売却することができるでしょう。

デザインだけではなく、10年前と今では、給湯設備やキッチンのタイプ、家電なども大きく進化しています。

オール電化を望む人もいれば、追い焚き機能や浴室乾燥が人気だったりします。

大規模なリフォームやリノベーションは、費用や工期もかかりますが、浴室やトイレ、キッチンなどの水回りだけならそれほど大掛かりにはなりません。

まずは、今売れている人気の物件はどんなタイプか、不動産売買サイトなどを見て、買い手の立場から求められる条件を探してみましょう。

 

 

・さまざまな要因から売り時を極める

日本では少子高齢化社会が進み、家族の状況や働き方も変わってきています。

一人暮らしのお年寄りも増えてきているので、バリアフリーが徹底した物件や、介護サービス付きのマンションなど、一昔前には考えられなかったサービスも付与されています。

 

今お持ちの不動産が、どれくらいの需要があるか、ほかの不動産の売れ行きや変動状況をチェックして、売りどきを見極めていきましょう。

一度不動産査定をしたからと言って、ずっとその価格が維持できるとは言えませんので、定期的に査定をして価格を見直すことも必要ですね。

参照:国土交通省地価公示・都道府県地価調査(国土交通省HP)

 

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