覚えておくと役立つ!相続した土地や家で多いトラブルとは?
不動産に関するトラブルは様々で家や土地の売買だけでなく、相続が発端のトラブルも起こります。「相続=得する」というイメージがありますが、実は損をする場合もあるのです。
土地や家の相続で損をしないためにも、しっかりと知識を備えたうえで対処することが重要。「とりあえず貰っておこう」なんて考えは要注意です。
そこで今回は、不動産の相続でトラブルになりやすいケースをチェックしながら、対応策を確認していきたいと思います。ぜひ今後の参考に、覚えておくと役立つかもしれませんね。
ケース1 相続したけど使い道がない
土地や家の相続で多いトラブルが、相続した不動産を有効活用できずに税金だけを払い続けるケース。土地を使っていなくても空き家にしていても、所有者である以上は固定資産税を納める義務が生じます。
固定資産税は毎年支払いますから、所有しているだけでも維持費がかかってしまうわけです。また、地価の上昇により税額が上がる可能性も考えると出費は少なくありません。
さらに問題は、空き家の放置。地方自治体から忠告を受け特定空き家に認定されると、それまで優遇されていた固定資産税の控除や措置などが適用されなくなります。
つまり、更地の状態と同じ固定資産税を支払うことになるのです。更地の固定資産税は、建物付きの土地よりも6倍ほど多い金額。
建物が建っている土地でも特定空き家に認定された場合は、今までよりも6倍も多い固定資産税を払い続けないといけなくなるのです。
<対応策>
相続した不動産を活用するか、もしくは売却して現金に換えるかを決めておくのが有効的。遺産相続の分割で相続人のなかに土地を活用したいという人がいるなら、その人が土地を相続して自分は別の資産を相続するという選択肢もあります。
もし相続する財産が不動産以外になければ、その不動産を売却したときの値段を仮に算出し、不動産を相続する人から自分の相続分を現金で貰うという方法も考えられるでしょう。
しかし、このような遺産分割では相続トラブルが起きやすいため、専門家に相談するのが一般的。不動産の相続でトラブルを避ける一つの方法として、利用する予定がない土地や家は早めに売却を検討したほうが無難と言えます。
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こんな場合どうする?田んぼや畑など農地を相続したときの売却について
ケース2 買取業者に安値で買われる
相続した不動産を現金化するために、とりあえず買取業者に査定してもらい買い取ってもらうというパターン。はっきり言って、これは好ましくありません。
買取業者に足元をみられて安値で買い取られてしまった、そんなトラブルも多いんです。もっとリサーチしておけば・・・と後悔しても売却したあとでは手遅れです。
確かに仲介と買取では買取のほうが売値は安くなりますが、不動産会社によっても買取金額に差があります。どの不動産会社が高く買い取ってくれるか、リサーチせずに売るのは間違った判断です。
<対応策>
相続したあとに余裕があるなら、買取ではなく仲介(媒介)での売却を検討し、少しでも高く売る方法を選ぶことです。
安易に決断せず不動産会社や専門家に相談してから決めるのも一つの手段と言えるでしょう。不動産は売ってしまえば対処できません。売却する前に最善の方法を選択しましょう。
また、時間に余裕がなく買取を選択する場合でも、相場や取引事例をチェックするなどして情報を備えておくことが大事。そのうえで、優良な不動産会社や買取業者を見極める必要があります。
不動産の取引価格、地価公示・都道府県別の地価調査の価格を検索してチェックすることができる国土交通省のWEBサイト。
ビッグデータを利用し、リアルタイムで価格をチェックできるサイト。マンションの査定価格が分かりやすく、シンプルで見やすのが特徴的。
全国のマンションを対象に、マンションの価格・価値を検索できるサイト。
住所や最寄りの駅、郵便番号などを入力するだけで建物やマンショの相場が検索でき、相場と一緒に売買に関する取引の事例も紹介しているサイト。
ケース3 相続税が高額で支払えない
少し不謹慎かもしれませんが、相続は時間との勝負です。被相続人が亡くなって10ヶ月以内に相続税の申告・納税を行うのがルールとなっています。
かといって、安易に相続を決めるのもトラブルのもと。とくに、相続する財産が不動産だけの場合は注意が必要です。なぜなら、相続税の問題が生じるからです。
たとえば土地を相続した場合、その資産価値を基準にして相続税を算出します。「土地は相続したいけど相続税を納められない」「相続税が高額で支払えない」など、不動産の相続で起きやすいトラブルです。
先ほども言ったように相続は時間との勝負ですから、相続した土地を売却して相続税を支払おうと考えても、スムーズに売れなかった場合には問題が生じるでしょう。
<対応策>
不動産を相続する際には「相続税を支払えるか?」「相続した土地を短期間で売却して現金化する方法は?」この2つを事前に確認しておく必要があります。
わけもわからず急いで慌てて売ってしまうと、ケース2で紹介したトラブルが起きやすくなりますし、状況を想定しながら生前から準備しておくことが有効な手段となりそうです。
相続した土地の活用法、相続税に関する知識、不動産を売却するうえでの知識、相続の放棄など、万が一のときに備えて情報を蓄えておけばトラブルも防ぎやすくなるでしょう。
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