太陽光発電(ソーラーパネル)つきの一戸建てを売却するときのポイント

太陽光発電(ソーラーパネル)つきの一戸建てを売却するときのポイント

 

以前に比べ、近頃は国の奨めもあって太陽光発電を設備している一戸建ても多くなりました。

そこで今回のテーマは、太陽光発電(ソーラーパネル)つきの一戸建ての売却です。

 

太陽光発電の設置費用

 

ソーラーパネルはオーダーメイドの機器であり、建物の立地や気候、屋根の向きや面積などによって発電効率が変わってくるので、必ず専門家がシミュレーションしたうえで設置します。

一般的な規模の一戸建ての場合は150万円~200万円前後が必要とされているようです。

お世辞にも安い金額とは言えませんよね。

電気代と比較したとき、およそ10年でコストを回収できると言われています。つまり、電気代を払い続ける人と比較すると、太陽光発電を使っている人は11年目から得するというわけです。

では、そのような大金をかけて設置した太陽光発電のある家を売却すると、どのような手続きになるのでしょうか。太陽光発電つきの価格だと、高くなるのでしょうか。

 

太陽光発電つきの一戸建てを売却するポイント

 

通常の一戸建ての売却とは異なり、多少複雑な手続きが必要になります。

 

1 経済産業省に軽微変更の届出を提出し、所有者の変更を告知する
2 契約した電力会社へ連絡し、電灯契約者と口座情報を変更する
3  J-PEC(太陽光発電協会)へ財産処分承認申請を提出して承認を受ける
注意点として、J-PECへの届け出ですが、これは売却の前に行う必要があるので忘れないようにしましょう。

太陽光発電つきの一戸建てを売却する場合、ソーラーパネルという付加価値がプラスに働くかマイナスに働くかは設置されてからの使用年数に左右されます。

というのも、その設備が設置して間もないのであれば、メンテナンス費用も発生しないですし、購入者にとってメリットになるはずですので、査定額など売却条件を自分に利益のあるように設定できます。

対して、設置年数がだいぶ経ってしまっている場合には、メンテナンス費用が重くかかってきます。これはマイナスに働きますので、売却条件もこれに応じて査定額を安くしたりせざるを得ません。

 

ソーラーパネルを外して売る

 

使用年数がだいぶ経ってしまい、メンテナンス費用がかかってしまう家の場合には、なかなか買手がつかないおそれがあります。

その対策としてソーラーパネルを取り外してから売却するということが考えられます。その際、太陽光発電の設備を全て自費で購入していた場合には問題ありません。

問題は、行政より補助交付金(助成金)を受けて太陽光発電設備を設置していた場合です。これには、特別な手続きが必要となります。

なお、補助交付金を受けた場合、法律で定められた耐用年数である17年は設備を保守・管理する必要があります。

お金をもらっておいて、すぐに処分してしまうのを禁止するためです。この17年の期間内で補助交付金を受けて設置したのに処分する場合は申請が必要になります。

そのうえ、耐用年数よりどれほど短い期間のうちに性分したかに応じて、補助金の一部を返還しなくてはなりません。その支払い期限も、書類を提出してから20日以内と、短期間のうちに返さなくてはなりません。

設置費用はおよそ200万円となっていますから、この補助交付金を受けた人も多いのではないでしょうか。もし当てはまるならば、この点はよく注意する必要があります。

 

取り外して別の家に設置する場合

 

住み替えで新しい一戸建てに引っ越した場合や、知人に使ってもらいたいと思った場合、取り外したソーラーパネルを再び設置することは可能です。

ただし、あまりオススメしません。まず費用の面から考えると、設備の取り外し、設備の運搬、設備を取り外した箇所のクリーニングや修繕、新居へ設置する費用など、こういったそれぞれの工程での費用がかかってきます。

これだけでも相当な金額になりますし、その他諸々の費用を合わせると、処分費用を払ってでもおいていった方が費用を抑えられます。

ほかにも、電力会社との契約をやり直す必要があったり、再設置の際にはメーカーの保証がつかないと言ったデメリットも発生します。

設備は持って行かずに、新たな住居では購入し直し、元の設備は新たな住居者へ引き継ぐのが賢明と言えるでしょう。

設置してからの年数や期間の問題や、法定耐用年数を経過したかどうかの問題、補助交付金(助成金)を受けたかどうかの問題など、いくつかの問題が絡み合ってきますので、自分にとって有利になる手段を選択することが大切です。

太陽光発電の使用年数が浅かったり一戸建ての立地や常態が良ければ付加価値になったりするでしょうが、必ず高値で売却できるとは言い切れません。

 

ソーラーパネルがついていても通常の一戸建てと同じ扱いになるケースも珍しくないからです。だからといって、むやみに取り外すのは好ましくないでしょう。

 

太陽光発電つきの一戸建ての売却を検討するときは、まずは不動産会社に相談することをオススメします。

アドバイスをもらってから外すか設置したままで売るか決めても遅くはありません。

 

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