ジャニーズ事務所の人気俳優が出演して話題になっているホラー映画
「事故物件 怖い間取り」
が人気ですね。
実際に売れない芸人の方が、事故物件に住んだ実話を元にしたといいますが、
現実の事故物件は不動産の取引でどのような影響を及ぼすかご存知でしょうか?
事故物件とはどんな物件?
実際に事故物件とは、どんな物件のことを言うのでしょうか?
事故物件 = 部屋で人が亡くなった物件
と思いがちですが、不動産会社によって扱い方が少し違うのです。
例えば、自然死(病気)の場合は、事故物件になることはほとんどありません。
最期を自宅で迎えたいと思う方も多いです。
ですが、発見が遅れた場合、孤独死などの場合は、事故物件となってしまいます。
又、集合住宅の場合、建物内で事故があった場合も事故物件と見られる場合があります。
巻き添え的に敷地内で事故があった場合も、新聞やニュースに建物名が出てしまう場合もあります。
※映画のように、心霊現象があるのが事故物件では有りません。
事故物件は、
心理的瑕疵のある物件
の一つとなります。
シロアリや雨漏りといった【物理的瑕疵】とは別に、
気味が悪いや怖いなど【心理的瑕疵】があります。
両方とも、知っていたら買わなかったというものです。
過去に住んでいた人が殺人犯や暴力団の場合や、ゴミ屋敷や迷惑行為を起こす隣人、墓地や病院跡地なども心理的瑕疵となるケースもあります。
事故物件を調べる方法
事故物件を調べるポイントについてお伝えします。
- 相場よりも価格が安い
- 物件概要に「告知事項」など記載されている
- インターネットで検索
事故物件であることを、知っていながら伝えていなかった場合は、賠償金の支払いが発生し、業務違反となります。
宅地建物取引士の重要事項の説明責任となるので、不動産取引の場合は必ず伝えないといけません。
ですが、告知する期間が曖昧なため、事故物件・心理的瑕疵がある物件は、何度か入居者や持ち主が変わることで、告知されなくなってしまう事もあります。
その場合でも、インターネットで検索すると過去の事故物件が検索結果として表示されることもあります。
大きくニュースで取り上げられていたり、世間を賑わせていた事故の場合は、人々の記憶に残っているうちは、50年以上経ってても、事故物件・心理的瑕疵として認識している場合もあります。
又、建物を取り壊して更地にしても、近隣の人が覚えていたりがポイントとなり、心理的瑕疵が認められる場合もあります。
事故物件は売れない?
事故物件は、売れない・買う人はいないのでしょうか?
実は、そうでもないのです。
- 事故部件だからといって、特に変わったところもない
- 賃料や販売価格が安いので、気にしない
- お祓いをしているので大丈夫
などの理由から、気にせずに住んでいる人もいます。
ただ、やはり、一般的な物件よりも価格は安くなり、価格の下落幅も、1割から5割ぐらいまでの幅があります。
事故物件を気にせず住む人は、安いからが一番の理由です。
この下落幅も、事故・心理的瑕疵の内容によって大きく左右されます。
もし、ご自分が心理的瑕疵の物件をお持ちであったなら、不動産会社の担当者に相談してみましょう!
不動産を売却する時と基本的な流れは同じですが、初めに事故物件ということを伝えないと、事故物件は扱わないといった不動産会社もあります。
その物件の本来の価値をきちんと査定をしてから、事故や心理的瑕疵の内容を踏まえて値段が付けられます。
隠して売却すると「契約不適合」となり、後に賠償責任に問われてしまいます。
仲介での売却の場合は、買い手が見つかるまで時間が掛かりますが、事故物件でも気にしない人もいます。
確実に早急に売却したい時は、買取業者に買い取ってもらいます。
この場合は、事故物件に限らず仲介の場合よりも安くなりますが、確実に売却することが出来ます。
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