新型コロナウィルスの影響で、外出自粛となった時に、余儀なくテレワークをすることになった人も多いと思います。
ですが、いざテレワークを始めてみると、便利な部分も多かったのです。
今後もテレワークを行う事となったときに、生活環境、特に住環境を見直す人も増えていくでしょう。
テレワーク時の生活スタイル
テレワークをすることになった時に、一番悩みの種となるのが
- ネット環境
- パソコン
- 仕事部屋の確保
の3点が多いと思います。
ネット環境は、WIFIの契約を行い、パソコンを購入すれば問題ないのですが
この中でも、仕事場の確保が直ぐに解決できない問題です。
総務省の調査によれば、2018年度の日本の平均世帯人数は2.44人です。
3人家族と仮定した場合、どれぐらいの広さの家が望ましいのか?国土交通省 【住生活基本計画】で見る事が出来ます。
国が望ましいと考える広さは、3人家族なら100平方メートルとなっています

(参考:国土交通省 【住生活基本計画】)
床面積が100平方メートルだけでは、どれぐらいの広さなのかイメージしづらいので細かく見てみます。
100平方メートルの内、約20平方メートルは水回りや玄関、廊下などになります。
水回りというのは、トイレ・お風呂・洗面台・キッチンのことをいいます。
実際の居住スペースは約80平方メートル。ここには押入れなどの収納スペースも含まれます。
一番多い間取りで3LDK
3LDKというのは、リビング(L)にダイニング(D)とキッチン(K)、他に部屋が3部屋あるということです。
LDKが約20畳、6畳の部屋が2部屋と8畳の部屋が1部屋
これが、平均的な床面積が100平方メートルの家です。
しかしながら、一住戸当りの延床面積を地域別で見ても、実際には3人家族で100平方メートルの家は難しく、47都道府県のうち4割近くは100平方メートル以下です。
特に、床面積のワーストは以下の地域となります。
- 東京都 6448平方メートル
- 大阪府 76.22平方メートル
- 沖縄県 76.28平方メートル
- 神奈川県 76.62平方メートル

これでは、都心部で生活している人がテレワークを勧められても、自宅に仕事部屋の確保も難しく、仕事のできる環境とは言えません。
郊外移住者が増える理由
会社にとっては、手探りな状態でテレワークを始めてみたけれど、仕事に支障がでていない。
もしくは、テレワークの方が経費を抑えれて良かったと感じている会社も多いようです
「エン転職の」のアンケートでは、実際にテレワークで働いていた人のうち、約60%以上もの人が満足・やや満足と答えています。
「テレワーク」実態調査 テレワークの認知度は81%。昨年から2.7倍に。実際にテレワークを利_-corp.en-japan.com_.png)
そして、テレワークで今後も働きたいと思う人の理由の84%が「通勤ストレスがなくなるから」という理由です。
都心部の通勤ラッシュは確かにストレスです。
「テレワーク」をいう働き方をすれば、通勤ラッシュとはサヨナラできる!
煩わしい人間関係もなく、セクハラやパワハラも受けなくてすむ。
作業効率に問題がなければテレワークを続けたいと言う人も、68%の人が感じています。
従来でしたら、テレワークを行っている時で自宅で作業スペースの確保が出来ない場合は、喫茶店やテレワークスペースを利用していた人も居てたのですが、
今回のコロナ禍の中では、それらのスペースも休業で利用できなかったのです。
それなら、郊外に引っ越しをして、仕事部屋を確保できるような広い家に住みたいと感じるのではないでしょうか?
都心部から少し離れた郊外では、110平方メートル以上の床面積の住居を確保できるのです。しかも、安い家賃で!
郊外の移住先の住宅情報
コロナ禍で、テレワークやオンライン授業を始まり、
又、Youtubeや動画配信サービスを視聴する時間が多くなったのではないでしょうか?
今までと違って通信回線の速度が遅くなったり、不安定になった経験はないでしょうか?
マンションや密集した住宅地での通信回線のトラブルも多く聞かれていますが、プロバイダなのか設備なのか、物件なのか、要因が異なり改善が難しいのです。
今回のコロナ禍で、郊外がいいとわかっていても、いきなり離れた場所に行くのは勇気がいります。
ですが、やはり郊外は、首都圏・都心部に比べて広くて家賃の安い場所も多く、今後のためにじっくりと物件を選んでいるという人も多くなるでしょう。
こちらの表は、2020年5月の都道府県別家賃相場です。

東京の家賃を100%とした場合、
- 茨城県で66%
- 千葉県で78%
- 大阪府で83%
広い家で家賃も下がるならと、物件情報だけでも知っておきたいという人も増えてきています。
自粛期間中に、自宅をDIYでプチリフォームする人も増えているようで、ホームセンターは賑わっていました。
郊外の家では、自粛中のストレス発散の為に、庭でバーベキューをする人も多かったです。
今までは、なかなか買い手がつかなかった空き家・中古戸建も、少しずつ 需要が増えていくと思われます。
中古戸建てだからこそ、DIY可能物件という打ち出し方も増えていくでしょう。
現場を離れれない業種や、テレワークを行っていない企業も、もちろんあるでしょうが、これからどんどん進んていくであろうオンラインを使った職業の人たちは、確実に郊外へと流れて行きます。
住人が増えると、地域活性化となり、地場産業も活発化していきます。
今はまだ、コロナの影響でテレワークが急速に広まっているだけなので、企業側もどれだけテレワークを増やしてくか調整をしていく時期だと思います。
郊外・地方の不動産も少しずつ動き出しそうな気配です。
お持ちの不動産をどうしたら良いのか?悩んでいる人は、問い合わせをしてみて下さい。
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