犬や猫を飼っていたマンションの売却で売主が気をつけるポイント

犬や猫を飼っていたマンションの売却で売主が気をつけるポイント

今や日本は空前のペットブーム。ペット人口は急激に増え、犬や猫を飼っている人は少なくありません。飲食店や賃貸物件でも、ペットOKが増えているくらい人気ですよね。

そこで今回は、分譲マンションや持ち家の一戸建てで犬や猫を飼っていた場合、売却するときに気をつけるポイントはあるのでしょうか、という問題です。

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売値への影響

売却する際には、あえて室内でペットを飼っていたことを明らかにする必要はないかもしれませんが、買主候補の人が状態を確かめに見学するときに、臭いや絨毯・フローリングの引っかき傷でペットがいたこと、状態の悪さがわかってしまうでしょう。

購入希望者が犬好きで、入居した後に自分でも犬を飼おうと思っていたとしても、最初から状態の悪い場合は値引き交渉されるのは目に見えています。

したがって売却金額は最終的に低くなってしまう可能性が出てきてしまいます。では、値引きされるような状態を回避するには、どのような対策があるのでしょうか。

もっとも手っ取り早く手間がかからずにできる対策は、ハウスクリーニング業者に依頼して清潔にしてもらうことです。

しかし、その発注費用を出したくないという理由から、多くの人が自分で清掃しているようです。ただ、専門家でない個人の方が、完全に綺麗にすることはかなり困難です。

いくら時間をかけて清掃しても、業者の使っている薬品や清掃器具は、その費用がかかっている分、強力な効果を持っています。

また専門業者である彼らは、多くの経験とノウハウがあり、これも素人では太刀打ちできない理由でもあります。

プロが掃除した場合の費用

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クリーニング業者に依頼したときの相場としては空室の状態でハウスクリーニングすると、「1LDK〜2LDKで27,000〜70,000円」「3LDK〜4LDKなら50,000〜100,000円」「5LDK以上で100,000円〜」となっています。また、部分的にクリーニングをお願いすることも可能です。

シンク回り・・・10,000~15,000円
換気扇・・・10,000~15,000円
お風呂場・・・15,000~25,000円
トイレ・・・10,000円
洗面台・・・10,000~15,000円

もちろん、大きさや汚れ具合によって料金は変動します。また、トイレ、洗面台、お風呂など、水回りはセットで請け負ってくれる場合、割安のセット料金もありますので一緒に発注するのもオススメです。

ただし、これら料金を高いと見るか、安いと見るかは、それぞれの売主側の条件によって様々でしょうが、いずれにしろ金額負担は避けたいものです。

とは言っても、この費用をそのまま売却金額に上乗せしてもいいものか、悩ましいところです。自分の他の売却条件と考えあわせながら、設定するのが妥当でしょう。

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買い手が犬好きや猫好きでも一般の売買と同じ

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ペットを飼っていた家であれば、ペットを飼っている人に購入してもらうのが一番問題ない方法でしょう。傷や汚れ、臭いなども、同じ種類の生き物を好きな人どうしてあれば、スムーズに理解し合える出しょうし、大きなトラブルなく成約できるでしょう。

また、例えば犬を飼っていた人同士であれば、元々の住居者である売主が、快適な散歩コースや近所の獣医さんを教えてあげたり、近隣に住んでいる人の飼っている犬の傾向なども伝えることができます。

とはいっても、あからさまにペットを飼っていたという痕跡を残したまま売りに出すのは好ましくありません。買い手がペットを飼う前提であったとしても、基本的には一般の人に売却する感覚で状態を整えることが大切です。

一方、ペットが苦手な人が購入希望者になった場合、ハウスクリーニング業者に依頼して徹底的にクリーニングすることをオススメします。

見た目の傷や汚れはもちろん、アレルギーを持った人であれば、なおさら難しくなり、売却金額を下げるなどの対応が必要になってきます。

このような場合、リノベーションを施した対応が考えられます。当然、費用は高くつきますが、ペットの傷や臭いの問題は消失しますし、家の価値自体も上げることができるので、一石二鳥の手法とも言えます。

あまりに傷んでいたりした場合は、ハウスクリーニングに依頼するよりも、リノベーションで新しくした方が購入意欲も高まるでしょう。

瑕疵の問題

ペットを飼う場合、ペット自体が作る傷や汚れに注意する必要がありますが、そのほかにも大きな注意点があります。

たとえば、ペットの犬が傷つけた箇所から発生するシロアリ被害が最も考えられやすいものです。シロアリは通常の柱には、あまり発生しません。

発生しやすい場所は決まっていて、痛んだり、腐敗しかけている柱から発生します。犬がかじってしまった箇所や、おしっこを定期的にかけている柱などがあれば、そこからシロアリが発生する可能性が高まります。

見えるところであれば気づく可能性もあるのですが、人が入り込めないような、見えないところに発生してしまったら、売却時に知らないままで売買契約してしまうかもしれません。

こうなってしまうと、売主側の瑕疵担保責任が問われ、最悪は損害賠償にも発展しかねませんので、ペットを飼っていた場合は引き渡し前に気をつけて隅々までチェックする必要があるでしょう。

 

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