資金運用のための不動産投資とは?

資金運用のための不動産投資とは?

 

相続などによって不動産を入手した場合、自分で住んだりそのまま利用する機会がないならば、不動産投資に利用することがおすすめです。

通常、不動産投資をする場合には、わざわざそれ用の不動産を購入する必要がありますが、もともと不動産を所有していれば、あまりリスクを冒さずに資金運用のために有効活用できます。

 

・言葉の意味を知る

ふだんこういったことに縁がないと、「資金運用のための不動産投資」と聞いても、一体どういったことを指すのかイメージしにくいですね。

そこで、まずはそれぞれの言葉の意味から、どういったことを指すのか具体的に探っていきます。

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*資産運用とは?

資産運用とは、自分の持つ資産を貯蓄や投資によって、効率的に増やしていくことを言います。

 

*不動産投資とは?

不動産投資とは、利益を得る目的で不動産に資金を投下することを言います。

 

不動産投資には大きく分けて2つの方法があります。

1つは、投資した不動産を他者に貸して、賃料収入などを受け取る「インカムゲイン」と呼ばれるもの。「インカムゲイン」は、安定して定期的に収入を得ることができます。

もう1つは、不動産を購入して、投資した金額以上の売却によって利益を得る「キャピタルゲイン」と呼ばれるものです。

 

また、不動産を新たに購入しなくても、もともと不動産を所有していれば、元手をかけることなく資産運用に用いることができます。

不動産投資は、貯蓄などよりはリスクとリターンが高く、株式投資などよりは、リスクとリターンが低い、中くらいの投資方法になります。

 

*資金運用のための不動産投資とは?

この2つの言葉の意味から、 資金運用のための不動産投資とは、資産を効率的に増やすために、不動産を活用して賃料や売却によって利益を得る方法ということがわかります。

 

・不動産投資はミドルリスク・ミドルリターン

 

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不動産投資は、中くらいの投資方法と言いましたが、それなりにリスクとリターンが発生します。

 

*リスクについて

リスクは、投資した金額よりも利益が少なくなる危険性のことで、投資しても資産が増えない結果になります。

 

不動産投資による具体的なリスクとは、期待していた賃料による収入が得られないことや、売却するつもりで投資した不動産が、価値が下がってしまうことです。

 

賃貸に出すリスクは、賃貸に出した物件に借り手がつかず、空室の期間が長くなってしまい、家賃収入が得られなくなる可能性があります。

また、売却する予定の不動産の価値が、下がってしまうことは、事前に調査していればあまりないと言えますが、地震や天災などで建物が崩壊してしまったり、その地域の不動産の価格が極端に下がってしまう可能性もあります。

 

ただ、建物が崩壊しても、土地の価値がゼロになることはありませんし、賃貸物件もずっと借り手がつかないことは考えにくいので、いつかは定期的な家賃収入を得ることが期待できます。

また、長期的な投資を考えている場合、税制や法律が改定されて、当初予定したような利益が得られなくなる危険性もあります。

税制については多くの法律がからんできて複雑であることや、不動産を所有しているだけでも税金がかかったり、売却する時にも税金が発生するので、出費が多くなるリスクもあります。

 

*リターンについて

不動産投資によるリターンは、一度賃貸契約が結べれば、毎月安定した家賃収入が見込めることです。

管理や修繕に多少の出費はありますが、一度入居した人はなにか問題がない限りは年単位で住み続ける可能性が高いので、空室にならない限りは定期的に収入を得ることができます。

また、賃料が下がる可能性もありますが、逆に賃料が高くなる可能性もあります。

 

そして、不動産の価値は大きいものなので、投資用に準備した不動産なら、価値がまったくなくなることはほとんどなく、いつでも利益に変えるチャンスがあると言えます。

投資用に不動産を購入する場合は、少しリスクが高くなりますが、相続などでもともと不動産を所有していれば、元手をかけずに投資に回すことができるので、とても効率の良い方法になります。

 

 

・不動産投資で失敗しないために

 

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不動産投資の基本は、不動産を貸して賃料を得て収入にするか、不動産を売却して利益を得るかになります。

失敗しないためには、確実に賃貸してくれる人や購入してくれる人を探すことです。

そのためには、不動産会社の協力をあおぐことと、自分でも相場を知って、適正な価格で募集することです。

どれだけ価格設定を高くしても、相場より高ければ買い手や借り手が付かず、収入にはつながりません。

まずは、不動産投資に活用する不動産の価値を知るためにも、複数の不動産会社に査定を依頼して、査定価格を知ることから始めましょう。

その結果、設定した価格が高すぎるようなら、妥協して借りやすい、購入しやすい価格設定に見直すことが必要になります。

これらのことに注意して、売り時を逃さないようにすれば、不動産投資で失敗する可能性は低くなるでしょう。

 



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