中古マンションのリノベーション3つのポイント

現在、中古マンションのリノベーション済み物件や、自由にリノベーションできる古いマンションがとても人気となっています。

中古マンションを格安で手に入れ、その後自分でリフォームする人もいますが、一気にすべてを新しく変えられるリノベーションはやはり魅力的に感じられるようです。

「リノベーション」とは、もともとある住宅の「価値や性能を高める」ことができる大規模な工事のことを言います。

同じような意味の言葉で「リフォーム」もありますが、リフォームでは住宅の性能を高める必要はありません。また、「リフォーム」には小規模な工事も含まれますが、リノベーションは間取りを変更したり住宅設備の位置を変更したりと、とにかく大掛かりです。

その為リノベーションはリフォームよりもハードルが高く、その分工事費用も高めです。しかし中古とは思えないその出来栄えは、年代を問わず幅広い世代に支持を集めています。

そんなリフォームとリノベーションの違いをよく知り、中古マンションを購入する際には自分に本当に必要なのはどちらなのかをよく見極めなければいけません。さらにすべてにおいて完璧に思えるリノベーションにも、デメリットがあることを理解しておきましょう。

今回は、後悔しないリノベーションをかなえる!マンションのリノベーションとリノベーション業者の選び方についてご紹介します。

リノベーションとは?

中古マンションのリノベーションをしたいのなら、まずはリノベーションについての基礎知識を蓄えましょう!

そもそもリノベーションの定義とは何なのでしょうか。そしてリノベーションは本当に必要なのでしょうか。詳しくみていきましょう。

リノベーションの定義

「リノベーション」という言葉は、日本語に訳すると「刷新」または「革新」を意味します。

刷新ということは、ただ新しくするわけではなく、前の状態よりもよりよいものではいけないということです。「工事前よりちょっときれいになった」程度では、リノベーションという言葉には当てはまりません。

革新、刷新というのであれば、工事前の状態のマンションより、性能はグンと上がっている必要があります。

ではどのような工事が住宅の性能を向上させるのでしょうか。

例えば耐震性能を上げるための工事や断熱工事、バリアフリー工事などがそれにあたります。戸建て住宅であれば住宅の躯体や基礎にまでも工事が及びますが、マンションの場合にはそこまでの大規模工事には至りません。

リノベーションの必要性

リノベーションはこのように大規模かつ長期間の工事を必要とします。しかも工事金額も大きいものとなりますから、そこまでしてリノベーションを行う必要があるのか、と疑問に感じる方もいるでしょう。

中古マンション、特に築古マンションにおいては、断熱性能がないに等しいことからリノベーションは必要だと考えられます。

また、現代の生活にそぐわない古風な間取りも多いですから、リノベーションによって間取りを現代的に変更する工事も生活を豊かにするためには必要です。

但しマンションのリノベーションでは、基礎や躯体にまで触れるものはありません。多くはマンション規約で工事の範囲が限定されており、戸建てのように「本当に自由なリノベーション」はできないのがマンションのリノベーションの特徴です。

リノベーションが人気の理由とは

リノベーションについての概要はわかりましたが、なぜ近年、こんなにも中古マンションのリノベーションが人気となっているのでしょうか。

その3つの理由についてみてみましょう。

「人気の理由1.コスパの良さ」

中古マンションのリノベーションの人気の理由として、最初に挙げられるのはリノベーションすることで「新築マンションと変わらない外観」にもかかわらず低価格で購入できるということです。

リノベーションした中古マンションはコストパフォーマンスにとても優れており、「新築同様」の気分で過ごすことができ、さらに月々の支払いは賃貸アパートと同程度です。

「マンションは欲しいけれど、高くて手が出せない」、といった若年層に特に人気を集めています。

「人気の理由2.住宅性能もいい」

古いものは性能も古いものですが、リノベーションマンションなら住宅性能としても申し分がありません。

「人気の理由3.生活感ゼロ」

中古のマンションというと、どうしても前に住んでいた人の生活感や生活臭が染みついていますが、リノベーションを行うことでそれらを完全に払しょくすることができます。

新しく住む場所には清潔感が欲しいという方にも、マンションのリノベーションはおすすめです。

リフォームとリノベーションの違い

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ここからはマンションのリノベーションにおける3つのポイントについて解説していきます。

まずは1つ目のポイント、リフォームとリノベーションの違いについて考えてみましょう。

リフォームの定義

リフォームとは、「元の状態に戻す」という意味のある言葉です。

汚れてしまったところ、壊れてしまったもの、老朽化した部分などを元のように新しくするというのがリフォームの役割です。

リノベーションとは異なり、必ずしも工事前より性能が上がっている必要はなく、特にマンションにおいては原状回復という意味合いが強くなります。

工事は全体ではなく部分的に行われることが多いのが特徴です。

リフォームとリノベーションでできることに違いはあるのか

リフォームとリノベーションでは、基本的にできる工事に違いはありません。

リフォームを中心に行う業者でも大規模な工事は可能ですが、得意かといわれれば、住宅全体を変えてしまうような工事は得意としない業者もいます。

しかしリノベーションの場合には、「必ず」住宅の性能を上げるだけの大規模な工事が必要になりますので、リフォーム業者ではできる工事が限られていることがあるが、リノベーション業者はすべての工事が可能である、といえるでしょう。

リフォームが得意な業者はリノベーションもできる?

リフォームでも大規模な工事は可能と述べましたが、注意したいのが「リフォーム業者によってはリノベーションができない」こともある、ということです。

リノベーションでは住宅の性能をあげたり間取りを変更したりするため、建築士等の設計・指導が必要になります。

しかしリフォーム業者は、自分の経験を頼りに工事することが多く、マンションのような集合住宅には向かない業者も多くいるのです。

リフォームが得意な業者であっても、必ずしもリノベーションができるとは限らない、ということを覚えておきましょう。

リノベーションのメリット・デメリット

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中古マンションのリノベーションのポイント、2つ目はリノベーションのメリットとデメリットについてです。

いいことばかりのようなリノベーションですが、果たしてどのようなデメリットが存在しているのでしょうか。

リノベーションのメリット

まずはリノベーションのメリットについてですが、リノベーションでは「自由に住まいをカスタマイズできる」というメリットがあります。自分の暮らし方に合わせ、好きなように細かな部分も変更できるというのは、住まいを大切にする方にはとても大きなメリットになります。

更に断熱性能を上げる工事も行えば、断熱性能アップで光熱費の節約も可能です。間取りを変えて生活同線をスムーズにしておけば、家事の負担も軽減することができます。

そして最大のメリットは、新築のような気分で暮らすことができるのに、新築よりもはるかに安い価格でマンションを手に入れられるということです。

これまで新築のマンションに手が届かなかった層でもマイホームの夢をかなえられるようになり、多くの人が住まいの選択肢が増えました。まだ収入の少ない若い年代の方でもマンションを購入でき、リノベーションされた中古マンションは新生活を始めるのにはぴったりの物件だと言えます。

リノベーションのデメリット

このようにとてもメリットの多いリノベーションですが、その一方で忘れてはいけないデメリットがあります。

まず工事が大掛かりで工期が長いことです。手ごろな中古マンションを購入してからのリノベーションとなると、新しい住まいで生活するためには何か月もの時間を要してしまいます。

特にマンションの工事では、騒音問題などトラブル発展する可能性があるため、一日の工事時間が限られてしまい余計に工期が長引く傾向にあります。

また、工事費用も内容によっては高くなりすぎてしまうこともありますので、「あれもこれも」と盛り込むと計画よりも大幅に資金が必要になってしまうという点に注意しましょう。

さらにお金の面で言えば、「マンション購入」と「リノベーション」を別々に行うことでローンが一本化されずに二本立てローンとなってしまい、金利が高く返済が辛いということも考えれます。

これを防ぐためには、中古マンションの購入は現金にする、ワンストップの業者に依頼する、リノベーション済みの中古マンションを購入する、のいずれかとなります。

最後に、リノベーションをしても「築年数はかわらない」ということだけは覚えておいてください。マンションの場合、築50年を過ぎたころから建て替えの話が出てきます。購入・リノベーション直後に建て替えとならないよう、築30年ごろのマンションを狙うのがおすすめです。

リノベーション業者の選び方

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中古マンションをリノベーションするときの最後のポイントは、「リノベーション業者の選び方」についてです。

リノベーションをする業者には種類があり、それぞれに特徴やできることが異なります。

どのような業者を選ぶことで、リノベーションにおけるデメリットを解消できるのでしょうか?

工務店のリノベーション

住宅の建築・リフォームといえば最初に思い出されるのが工務店ですよね。一つの街にも工務店は多数あり、それぞれに得意とする分野が異なり、同じ工事を依頼しても金額が全く変わってしまう、というのが工務店の特徴です。

リフォームに精通した職人が多くいる工務店もありますが、一般的には木造一戸建てのリノベーションやリフォーム、建築を得意とするので、マンションのリノベーションには向きません。

リフォーム会社のリノベーション

リフォームに特化したリフォーム会社は、確かにリフォーム工事を得意としていますがあくまでも「小規模」なものを取り扱うことが多いようです。

例えば、浴室のみのリフォームやトイレのみのリフォームなどをセット価格にし、安く工事している業者が多く、大規模なリフォームや間取りの変更も伴うようなリノベーションには力不足感が否めません。

設計・建築事務所

いわゆるデザイナーズリノベーションのような、おしゃれなリノベーションを得意とするのが、設計・建築事務所のリノベーションです。

現代的で消費者受けするリノベーションを行いますが、あくまで設計だけで工事はその下請けがするため、費用が一般的なリノベーションよりも大きくなってしまうというデメリットがあります。

ワンストップ型リノベーション業者

ワンストップ型リノベーション業者とは、中古物件探しから設計、資金計画、リノベーション工事まですべてを行う「リノベーションに特化した何でも屋さん」です。

これまで、リノベーションにおいてはそれぞれ違う業者・会社に頼まねばならず、手間も膨大なものでした。

しかしワンストップ型リノベーション業者を利用することで、購入者側としては負担も少なく手続きも格段に楽、というメリットが得られます。

ところが、ワンストップ型リノベーション業者では選べる物件が少なかったり、一度契約すると契約の解除が困難であったりとデメリットが多いのも事実です。特に契約解除にまつわるトラブルも多くなっていますので、安易にワンストップ型リノベーション業者を利用するのはお勧めできません。

買取・再販業者によるリノベーション

「不動産買取・再販業者」もリノベーション物件を販売していることをご存知でしょうか。

不動産買取によって得た物件をリノベーションして販売しているので、物件を自分でリノベーションを依頼するよりもコストが格段に安いというメリットがあります。

また、リノベーション済み物件を購入するわけですから、住宅ローンも一本化でき金利の無駄もありません。さらに物件とリノベーション業者を別々に探す手間もなく、物件の販売にもなれているため手続きがスムーズでとても分かりやすいのも特徴です。

「綺麗で素敵な安いリノベーションマンションに住みたい!」という人に、最もおすすめできるのが「不動産買取・再販業者」によるリノベーションマンションです。

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まとめ

中古マンションは、リノベーションで新築同様に住めるのにも関わらず、圧倒的に安く購入できるのが魅力です。

しかしリフォームやリノベーションに詳しくない素人は、業者によって必要のないところまで工事をされてしまい、追加の工事費用を請求される可能性もあります。

更に物件購入とリノベーションを別にしてしまうと、ローンが2本立てになってしまい金利も高くなってしまうこともあるのです。

ところが不動産買取・再販業者が販売しているリノベーション物件なら、住宅ローンは一本化されしかも工事は完了しているので、購入後に即入居することも可能となります。

手軽に安くリノベーション物件を手に入れたいのなら、不動産買取・再販業者の販売する物件がおすすめです。

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