「南向き」「北向き」などの不動産の「付加価値」とは?
不動産の価値は、土地や建物そのものの広さや機能だけでなく、ある条件によって付加価値を高めることができます。
あなたがお持ちの不動産には、どんな付加価値があるか、そして、今後付加価値を高めることができるかどうかを見直してみませんか?
・付加価値とは?
そもそも付加価値とは、ある「もの」がもともと持っている価値に、その「もの」によって生み出される価値が付加されることを言います。
不動産における付加価値は、人が手を加えることによって、新たな価値を付加することになります。
・デメリットもメリットに変えることで付加価値になる
賃貸や売買にこだわらず、建物が「南向き」か「北向き」かという条件は、大きな付加価値になります。
南向きの建物は、基本的に日当たりがよく、明るく暖かいというイメージから人気があります。
しかし、南向きの物件がメリットばかりというわけでもなく、直射日光が当たることから床や畳、壁紙が劣化しやすい、夏になると日差しが直接当たっていつまでも暑いというデメリットもあります。
逆に、北向きの建物がデメリットばかりかというとそうでもなく、部屋の温度が一定に保てる、床や壁紙が劣化しにくいなどのメリットもあります。
一般的には、南向きが人気ですが、最近では自宅で仕事をする人も増えてきているので、昼夜問わず涼しくて過ごしやすい北向きの物件も人気が出てきています。
このように、既に建てられている物件を建て替えるより、今ある条件の中でデメリットと思えることでも、見方を変えればメリットになるということがわかります。
・古い建物はリフォームやリノベーションで付加価値を付ける
一般的に築年数が古い建物は人気が出にくいですが、リフォームやリノベーションで間取りや設備を新しくすれば、付加価値を高めることができます。
全体的に一新しなくても、水回りを新しくするだけでも大きく印象は変わります。
使いやすいシステムキッチンや、スイッチひとつで追い焚きできる機能のあるバスルーム、浴室乾燥機、温水洗浄便座のトイレなど。
築年数の浅い建物はそれだけでも人気ですが、こういった水回りの設備が同等ならば、より家賃や価格の安い、古い物件の方が手を出しやすくなるでしょう。
リフォームやリノベーションには費用がかかりますが、建物自体も設備も古いままでは、なかなか買い手や借り手が付きにくいので、付加価値を高めるためにはある程度の出費も致し方ないと言えます。
・土地に付加価値を付けるには
土地は、建物と違って人の手で加工しにくい不動産です。
そのため、土地の付加価値を高めるには、その土地にどのような利用価値があるのかを見極めることが重要になってくるでしょう。
たとえば、周りがビルや建物に囲まれて日当たりが悪い土地の場合、住居用として売りだしてもあまり人気は出ないでしょう。
その場合、商業用として売り出したり、企業の事務所用など、もっとも利用しやすい場面を想定して宣伝することが有効になるでしょう。
また、都会の中でも緑化が進んだ地域であったり、今後大きなができると予測できる地域などは、時流を見極めることで、付加価値を高めることができるでしょう。
・不動産の付加価値は利用する人によって異なる
このように、不動産の付加価値は必ずしもすべての人に共通するものではなく、その不動産を利用する人によって異なります。
家族なら、学校や商業施設が近いこと、一人暮らしなら設備が使いやすく駅から近いことなど。
不動産に付加価値を見出す場合は、ひとつのことに限定せず、多方面からその価値を見出すことが必要になるでしょう。
そのためには、まず不動産のある地域の相場を知るだけでなく、今後どのような街になるか予測し、どのような要望が生まれるかも予想することが重要になると言えるでしょう。
そして、今ある不動産がその要望に沿うものかどうかを知るためにも、不動産査定をして、さらなる付加価値を高めることができないか検討してみてください。
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