不動産売却後の本当の山場は「翌年6月」だった!住民税・国民健康保険料で100万円以上変わるケースも

不動産売却後の本当の山場は「翌年6月」だった!住民税・国民健康保険料で100万円以上変わるケースも

不動産を売却して、

「無事に決済も終わった」

「税金も確定申告したから安心」

そう思っていませんか?

実は、本当の山場は売却した翌年の6月です。

この時期になると、

  • 住民税
  • 国民健康保険料
  • 介護保険料
  • 後期高齢者医療保険料

などが一気に上がり、想定外の請求に驚く方も少なくありません。

場合によっては、手取りが100万円単位で減るケースもあります。

この記事では、宅建士監修のもと、不動産売却後に多くの人が見落とす「翌年6月ショック」の正体と、負担を軽減するための対策についてわかりやすく解説します。


なぜ請求は「翌年6月」にやってくるのか?

不動産を売却して利益(譲渡所得)が出ると、翌年の2月16日から3月15日頃までに確定申告を行います。

その申告内容をもとに、市区町村が住民税や国民健康保険料を計算します。

その結果が反映されるのが、毎年6月です。

つまり、

売却した年ではなく、翌年の6月に請求が集中する

これが「翌年6月ショック」の正体です。


請求① 譲渡所得に対する住民税

不動産を売却して利益が出ると、所得税だけではありません。

翌年には住民税も課税されます。

長期譲渡所得の場合

所有期間5年超の不動産では、

  • 所得税:約15%
  • 復興特別所得税
  • 住民税:5%

が課税されます。

短期譲渡所得の場合

所有期間5年以下の場合は、

税率が大幅に上昇します。

そのため、

「売却代金は入ったのに、翌年の住民税で驚いた」

というケースも珍しくありません。


請求② 国民健康保険料が急上昇する

会社員で社会保険に加入している方は影響が限定的ですが、

  • 自営業者
  • 個人事業主
  • 退職後に国民健康保険へ加入している方

は注意が必要です。

国民健康保険料は前年所得によって決まるため、

不動産売却による譲渡所得が加算されると、翌年の保険料が大幅に増加します。

自治体によっては、年間で数十万円から100万円以上増えるケースもあります。


介護保険料や後期高齢者医療保険料も上がる

65歳以上の方は介護保険料にも影響します。

さらに75歳以上の方は後期高齢者医療制度の保険料も所得によって変動します。

不動産売却による利益が大きい場合、

  • 国民健康保険料
  • 介護保険料
  • 後期高齢者医療保険料

が同時に上昇することがあります。

そのため、売却価格だけでなく、

「売却後にどれだけ手元に残るか」

を事前に把握しておくことが重要です。


見落としやすい上限額と窓口負担の落とし穴

国民健康保険料には上限があります。

しかし、所得が増えることで、

  • 医療費負担割合
  • 高額療養費制度
  • 各種行政サービス

などに影響するケースもあります。

特に高齢者世帯では、売却による所得増加が思わぬ形で家計に影響することがあります。


3000万円特別控除で負担を軽減できる可能性も

マイホームを売却する場合、

「居住用財産の3,000万円特別控除」

が利用できる可能性があります。

この制度を活用すると、

譲渡所得から3,000万円を差し引くことができ、

  • 所得税
  • 住民税
  • 国民健康保険料

などの負担を大幅に軽減できる場合があります。

ただし、

  • 投資用不動産
  • 賃貸中の物件
  • 一定の親族間売買

などは対象外になることがあります。

制度の適用条件は複雑なため、税理士など専門家への確認が重要です。


不動産を売る前に知っておきたい3つのポイント

① 売却価格だけで判断しない

重要なのは、

「いくらで売れるか」

ではなく、

「税金や保険料を差し引いて、いくら残るか」

です。


② 翌年6月の負担も含めて試算する

住民税や国民健康保険料まで考慮すると、

手取り額は大きく変わります。


③ 税理士と不動産会社の両方に相談する

税務と売却の両方を理解している専門家に相談することで、

手取りを最大化できる可能性があります。


まとめ|不動産売却の本当のゴールは「手取り」

不動産売却で本当に大切なのは、

「高く売ること」だけではありません。

売却後の

  • 所得税
  • 住民税
  • 国民健康保険料
  • 介護保険料
  • 後期高齢者医療保険料

まで含めて考えた「最終的な手取り額」です。

売却後の翌年6月に慌てないためにも、

事前のシミュレーションが重要になります。


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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。具体的な税額や保険料については税理士およびお住まいの自治体へご確認ください。

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