不動産会社によってマンションの査定金額が異なる理由

17-01-96

不動産会社によってマンションの査定金額が異なる理由

 

不動産会社に物件の価格を査定してもらうと、会社によっては価格に大きな差がつくことがあります。売り主の予想以上に価格が大きく跳ね上がるという例はあまり多くはなく、反対に予想より下回るケースが多いとも言われています。

 

「想像よりも査定額が低くて驚いた」という声も聞かれますが、具体的にどれほど予想と異なるかは、物件の状態や立地、その時の相場や路線価などによっても異なります。

 

実際、不動産会社や不動産仲介業者によっても査定額が変わる場合もあります。そこで今回は、不動産会社によって査定額が変動する理由や、正しい相場観を養う方法などについて見ていきたいと思います。

 

・不動産会社によって査定額が異なる理由

中古のマンションを査定する不動産会社は、まず過去に行われた取引事例を参考にします。物件の状態や築年数など、基本的な情報も加味して算出しますが、過去における取引事例は客観性のある判断基準の一つとして考えられます。

 

不動産会社は目分量で査定をしているというわけではなく、少しでも客観的な判断をしようとしています。しかしそれでも、不動産会社はそれぞれの方針やポリシーにしたがって価格を判断するので、必ずしも適正価格や相場通りになるものではありません。

 

取引事例を参照しながらも、売り主との契約を優先的に考えるため、相場よりも高く査定額を導き出すようなケースもあります。その場合、契約後に販売価格を下げられる可能性もありますので、売り主は契約前の査定において必ず「査定の根拠」を尋ねるようにしましょう。

 

・査定額が高い会社に依頼するべきか

売り主が「1,000万円で売れる」と考えているマンションの物件について、2社に査定を依頼した場合、結果が両社で異なる可能性は十分にあります。A社が1,000万円の査定額を出す一方で、B社は800万円の査定額をつけることもあります。

 

売り主としては自分の希望を叶えてくれるA社と売買契約を結びたいところですが、必ずしも希望額が実際の販売価格になるとは限らないため、契約を結ぶ不動産会社は慎重に選ぶ必要があります。

 

もし売り主の希望通りに販売価格を決めたとしても、売れ行きが悪ければ後から価格を下げざるをえません。今回の例の場合は、1,000万円の販売価格を提案しているA社ではなく、800万円のB社に依頼をする方が、現実的であり効率的と言えます。

 

マンションの場合、周辺にある物件や過去の取引事例が多いため、査定がしやすいというメリットがあります。したがって、各不動産会社で大きく査定額が開いてしまう心配はなく、反対に査定額が大きく開くようなケースには注意が必要です。

 

・査定額がバラバラな時の対処法

不動産を売却する際、複数の会社に査定をお願いしたために査定額がすべてバラバラで、どれを信じればいいのか迷ってしまったという時には、不動産会社の信頼性や正直な姿勢を慎重に見極めるようにしましょう。

 

査定額は、いわばその不動産会社の販売姿勢を映し出すものです。早くに買い手を見つけて成約させたいのであれば、比較的買い手が見つかりやすそうな安値を提案してきますし、売り主だけでも顧客としてつかんでおこうという場合には、実勢価格よりも高値を打ち出してくる場合があります。

 

売り主は、不動産会社によって価格をころころと変えられてしまうので困ってしまいます。しかし、あまりにも査定額が大きく開きすぎている場合、それは相場とはかけ離れた別の根拠を持っている可能性があります。

 

査定額について気になる場合は、各不動産会社に査定に使った証拠や根拠を尋ねてみてください。そこで根拠があいまいな場合は、正しく適正な価格を算出できていない可能性があります。人生に何回かしかない不動産の売却には、少しでも信頼のできる不動産会社を頼りたいものです。

 

・一括査定で大まかな査定を出しておく

1社ずつ不動産会社を尋ねて、査定を出してもらうにはかなりの時間を要します。そこで、インターネット上から楽に申し込みができる「一括査定サービス」を利用することをおすすめします。

 

一括査定とは、複数の不動産会社に自分の不動産の情報を送付することで、それぞれの会社が査定額を見積る方法です。一括査定は訪問査定とは異なり、「簡易査定」と呼ばれる簡単なチェック方法になります。

 

前もって簡単な査定を受けておくことで、売り主が希望している販売額と不動産会社の提示する額がどの程度釣り合うか、またはどのくらい離れているかが確認でき、特定の不動産会社に「訪問査定」というかたちで調査に来てもらうことも可能となっています。

 

・まとめ

査定額に関しては、不動産会社がそれぞれに狙いや目的を持って額を決めている場合がありますので、極端に安かったり、高かったりする場合は注意が必要です。

 

査定額に惑わされないためには、まず簡易(机上)から訪問へと、段階的に査定を踏んでいくことがポイント。できれば2社以上の不動産会社から見積もりを取り、販売価格を比較されることをおすすめします。

 

 



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