マンションのリノベーション物件ってなんですか?

17-01-74

マンションのリノベーション物件ってなんですか?

 

マンションや戸建てなどに増えている「リノベーション物件」とは、文字通り新しく生まれ変わったという意味の物件のことです。建物の構造を残して、それ以外の内装などを一新した状態を表します。

 

たとえば壁紙を張り替えたり、畳をフローリングにするといった部分的な修繕は「リフォーム」と呼ばれ、リノベーションとは区別されています。

 

本記事では、中古マンション市場における「リノベーション物件」の中身について、詳しく見ていきたいと思います。

 

・中古マンションの「リノベーション物件」

中古マンションのリノベーション物件は、大枠である構造や基礎以外の変更可能な部分はすべて一新されています。大がかりな改修を加えたうえで、中古の物件に新たな価値を生み出し、販売をかけています。

 

たとえば、築年数の古いマンションなどで天井・壁・床・柱などに経年劣化や使用感が感じられる物件について、新築同様に修繕を加え、見た目に「目新しさ」や「個性」「快適さ」などを付加している場合、それは単なるリフォームというだけではなく、リノベーションされた状態です。

 

現代風の間取りや空間のデザインにアレンジをしたり、購入希望者にとって魅力的な色彩・付加価値を加えた物件については、リフォーム物件ではなくリノベーション物件という呼び名が使われるケースが増えています。

 

建物の構造自体が老朽化していなければ、建て替えをしなくても新築同様の状態にリノベーションをすることが可能です。建て替えとなると、一度建物を壊して再度建て直しをしなければなりませんが、そのような手間や費用をかけなくても新しい状態に生まれ変わらせることができるのです。

 

現代のリノベーション物件の多くは、経年劣化や長年の使用感を意識させず、デザイン性に優れています。コンクリートをあえて露出させたり、モノトーンカラーや間接照明を使うなどして、古さを感じさせず現代的なアレンジメントを加えています。

 

マンションの下見にやってくる購入希望者の中には、老朽化が感じられる住宅には住みたくないという意見が多くみられます。売り主が限界まで販売価格を下げたとしても、購入希望者の「お気に入り」にならなければ、物件は売れずに残ってしまいます。かといって、中古マンションを一度壊して建て直すには莫大なコストがかかるため、売り手にとっては負担や損失が大きくなります。

 

そこで、古い住宅をまったく新しい状態に戻す「リノベーション」という発想が生まれ、内装を一新したデザインで売り出しをかけることによって、改築というコストを抑えつつ、買い手にとっても魅力的な空間を提供できるようになりました。

 

・リノベーション物件のメリット

リノベーション物件は、買い手が古いマンションを購入して自分で直すのではなく、すでに修繕された状態で売り出されています。そのため、購入してからすぐに住むことができます。

 

マンションを購入してから一つずつ直しを入れていくには時間とコストがかかります。しかし、リノベーション物件ならプランニングから工事まですべて終えているので、契約をすればすぐに住み替え可能になります。

 

リノベーションが施されている範囲、程度によって物件の売り出し価格が異なるという特徴もあります。

 

リフォーム物件と違って、リノベーション物件には「デザイン性」や「機能性」「機能美」などが付加されています。元は中古物件を再生することを目的としているので、単なる「修築」や「改修」だけではなく、見た目にも機能的にも「生まれ変わらせる」という意味が含まれています。

 

・リフォームとの差に注意

リノベーションとリフォームは一見さほど差がないように感じる言葉ですが、不動産会社や仲介業者の中にも、両者の区別があいまいになっているところがあります。

 

リノベーション物件には、内装だけを替えているパターンから、水回り・キッチン・内装など可能な限りすべてを改装しているパターンまで、会社ごとにリノベーションの範囲が異なります。そのため、購入時は「どこからどこまでがリノベーションされているか」をチェックしておくことが大切です。

 

もしも中古マンションの購入を検討していて、不動産会社からリノベーション物件を紹介されたら、「どこまでがリフォームで、どこからがリノベーションなのか」「何をもってリノベーションなのか」を確認しておくようにしましょう。

 

・まとめ

リノベーション物件は、間取りの変更や増築、耐震性の付加などといったリフォームからさらに進んで、住まいの性能や美しさを向上させ、「価値」を創造することが重視されます。

 

買い主にとっては、中古なのに目新しいデザインや設備の物件が手に入るということでメリットがありますし、売り主にとっては建て替えなどの費用をかけずに販売がかけられるので、やはりメリットが得られます。

 

古民家などの古い家屋を再生させたり、その物件ならではの「風合い」や「味わい」といった長所を活かしながら再生させることができるので、中古住宅の新たな活用方法として要注目の物件と言えます。

 



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