相続した不動産、「売却」と「賃貸」どちらがお得?

17-01-36

相続した不動産、「売却」と「賃貸」どちらがお得?

 

マンションや一戸建てなどの不動産を相続した場合、「売却」と「賃貸」ではどちらがお得なのでしょうか?

 

「そんなに急には決められない」となると、「とりあえず賃貸にしておこう」と考えるパターンもあると思われますが、物件によっては、売却した方がメリットがあるケースもありますし、賃貸した方にメリットのあるケースもあります。

 

売却した場合のメリット

 

1.現金化できる

 

不動産を売却することによるメリットには、まず現金化できることがあります。

特に相続人が複数いる場合、不動産のままで分配するよりも、現金の方がわかりやすく分配できるという点もあります。

 

2.新たな不動産の購入

 

相続した不動産を売却することで、新たにマンションや一戸建てや土地などの不動産を購入することもできます。

 

3.維持や管理の費用がかからない

 

そのまま居住してしまう場合はともかく、特に遠隔地に相続不動産がある場合、清掃や管理のための費用が発生します。固定資産税も支払う必要があります。

 

4.地価下落のリスクを避けられる

 

地価は必ずしも一定ではなく、開発などの周辺の状況などで変動します。

将来的に不動産のある地域の地価が下落することも考えられるため、売却してしまえば、そういったリスクを避けることにもつながります。

 

売却した場合のデメリット

 

1.不動産がなくなる

 

売却することで、不動産という資産そのものがなくなってしまうことと、「思い出」というプライスレスな財産がなくなってしまうことが考えられます。

 

2.売却のための費用がかかる

 

不動産を売却することで、仲介を依頼する不動産会社に支払う仲介手数料、売買契約や登記の際に支払う収入印紙代、ハウスクリーニングやリフォームをした場合の費用などがかかります。

 

その他、購入価格よりも売却価格の方が上回った場合、翌年の確定申告の際に、不動産譲渡所得税を支払うことも考えられます。

 

3.売却期間がかかる

 

すでに「購入したい」という候補がいる場合はさておき、ゼロから購入希望者を探す場合、売却されるまで、1ヶ月から3ヶ月(もしくはそれ以上)の期間がかかる可能性があります。

 

賃貸の場合のメリット

 

1.家賃収入が入る

 

相続した不動産を賃貸物件とすることで、定期的な家賃収入が入ることが見込まれます。

 

2.不動産はそのまま

 

賃貸物件であれば、不動産をそのまま所有することが可能です。

 

3.子供に相続できる

 

賃貸物件であれば、自分の子供に不動産を相続することができます。

 

4.地価上昇の可能性

 

不動産のある地域が、将来再開発エリアになった場合、地価が上昇する可能性があります。

 

賃貸の場合のデメリット

 

1.原状回復の費用がかかる

 

賃貸の不動産の場合、貸す前にハウスクリーニングやリフォームなどをすることが多いため、その費用がかかります。そして借主が変わるたびに、原状回復のための費用が発生します。

 

2.空き室や家賃の滞納

 

空き室ができてしまいますと、その期間の家賃収入が得られなくなります。

その他、借主の家賃の滞納の可能性も考えられます。

 

3.確定申告と税金

 

賃貸で家賃収入がある場合、会社員も主婦も年金受給者もすべて、確定申告をすることになります。そのため所得税や住民税などの税金のための費用を準備しておく必要があります。

 

相続した不動産を売却か賃貸かで悩む前に

 

相続した不動産を売却か賃貸のどちらが良いのか悩む前に、確認しておくポイントがあります。

 

1.住宅ローンの残高

 

相続した不動産を売却する場合、売却価格で住宅ローンが完済するか、足りない分を補填する金額が調達できることが条件となります。

 

賃貸にする場合は、住宅ローンを設定している金融機関との契約によって、住宅ローンが完済していなくても可能なケースもあるようですが、基本的にはローンを完済していることが条件となります。

 

2.建物と土地の名義が違う場合や共有名義の場合

 

不動産によっては、建物と土地の名義が違う物件もあります。その場合、建物と土地の所有者の両方から承認を得ることが、売却や賃貸の条件になります。

共有名義の場合も、相続人などの全員の承諾を得ることが必須です。

 

3.売却や賃料の相場をチェックする

 

相続した不動産を売却する場合は、どのくらいの価格で売却できるのか?

賃貸物件にする場合には、どのくらいの賃料が見込めるのか?

この2つの大まかな相場を掴んでいないと、売却と賃貸のどちらが良いのか判断することはできません。

 

相場のチェックには、物件の近隣にある不動産会社に相談してみることや、インターネットの一括査定サイトを利用して簡易査定をする方法があります。

できれば、賃貸と売却の両方を見ることができるサイトを選ぶと良いかもしれません。

 

まとめ

 

相続した不動産は、売却と賃貸のどちらにもメリットとデメリットが存在するため、どちらがお得かを明言することは難しいと思われます。

 

物件のある地域によっても変わりますし、マンションか一戸建てといった建物の種類によっても違いがあります。

まずは近隣の不動産会社に相談してみるか、一括査定サイトで相場を確認することから始めてみると良いでしょう。

相続したマンションや一戸建てを、不動産査定してみてはいかがですか?



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