共有名義の不動産は売却が面倒くさい?<離婚したときの事例>

16-11-100

共有名義の不動産は売却が面倒くさい?<離婚したときの事例>

 

不動産売却でトラブルになる原因の一つが共有名義のマンションや一戸建て(土地含む)。よくあるケースとして、離婚による共有名義の不動産に関するトラブルです。

 

共有名義の中古マンションを売却

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2005年に中古マンションを購入したSさん。物件は築5年の3LDK、地下鉄で名古屋駅まで2駅、家から最寄りの駅まで徒歩10分の物件でした。

 

購入価格は2,000万円。結婚して数年後に妻と共有名義で購入。しかし、その10年後に離婚することになり、マンションの売却を決意するに至りました。

 

マンション購入から10年が経過しており、築年数は15年。知人の紹介を受けた不動産会社に査定を申し込み、そのまま仲介を依頼しました。

 

Sさんは不動産会社に「引っ越しするまでに売却したい」という要望を提示。すでに引っ越しの予定日は決まっており、その日までに何とか売却を完了させたいSさんの願い。

 

不動産会社は、はじめの売り出し方として「購入価格より少し値下げした売値」で広告を打ち、問い合わせや内覧の反応をみながら徐々に値下げしていくという方針で販売活動スタート。

 

すると、不動産のポータルサイト経由で問い合わせが入り、すぐに内覧をしたいと申込1件。内覧に来た人20台後半の夫婦。

 

内覧のあと、すぐに不動産会社から連絡があり、「本日の内覧者、買うそうですよ」とSさんに報告。希望に近い価格で売却できるということもあり、テンションが上がるSさん。

 

ところが数日後、先日の購入希望者からキャンセルの連絡が・・・。詳しい事情は知りませんが、どうやら住宅ローンの審査でトラブルが起きたとようです。

 

なかなか売れないマイホーム

 

それから内覧の申し込みがなく、不動産会社から「値下げを検討してみては?」と提案され、1,880万円の売り出し価格でしたが相場を目安にして1,600万円まで引き下げました。

 

引っ越し予定までに売るのを目的にしていたため、大幅な値下げにも不満を抱くことなく応じたSさん。そして1か月が経過した頃、不動産会社から連絡が。

 

「個人ではないのですが不動産会社が物件を内覧したいと申し込んできました」とのこと。しかも「条件が合えば購入を即決する」らしく、売却を急いでいるSさんにとっては好都合な話。

 

内覧を済ませ不動産会社が提示してきた交渉価格は1,400万円でした。住宅ローンの未返済が1,200万円だったので利益が出るならOKという感覚で売却を決意。

 

費用を省いて数十万ほど余るくらいでしたが、自己資金を負担しなくて済んだのでOKとしました。しかし最大の問題が待ち受けていたのです。
 

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問題は共有名義の手続き

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売却の手続きに取り掛かると、もっとも苦労したのが「共有名義」の処理です。前妻との共有名義の不動産だったので、銀行で手続する際や不動産の移転登記など前妻の印鑑や証明書が必要になりました。

 

離婚している場合でも、形式上の名義人である以上は印鑑や書類が必要。前妻に連絡をとり必要書類(身分証明書・実印・印鑑証明・契約書への記入・署名など)を用意してもらったり動いてもらったりして余計な手間が生じるはめに・・・。

 

前妻に必要書類を揃えてもらったあとも、たびたび面倒くさい手続きが必要になりました。わかりやすく言うと、一つの物件なのに二人分の手続きを行っているので労力も時間も2倍という感覚です。

 

極めつけは「立ち合い」です。売買契約書への署名・押印や必要書類を揃えるまでは予測できた範囲でしたが、売買契約時や決済時も共有名義者の前妻が立ち会う必要があったのです。

 

とはいえSさんの場合は前妻が協力的な人だったので無事に売却の手続きを完了できましたが、もし音信不通で連絡がとれなかったり会うことを拒否されたりした場合は不動産の手続きが行えません。つまり、売りたくても売れないわけです。

 

離婚することが決まりマイホームを売るのなら、離婚前から売却活動を始めて買い手を見つけておき、離婚が成立したら直ぐに売却の手続きに移るのが理想的。

 

そうすればお互いに精神的なストレスを負わなくてすみますし、英魂の流れで手続きすれば気持ちの面での煩わしさも軽減されるのではないでしょうか。
 

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できるなら共有名義は避けたい

 

Sさんのケースは引っ越しが決まっていて売却代金で住宅ローンを完済できたので問題なかったですが、売却してもローンが残る場合は慎重な判断が求められます。

 

そして今回のケースではSさんが独断で売値や値下げを行っていますが、共有名義人の前妻が独断での判断を許可しない場合、スムーズに物件を売れなくなる可能性も考えられます。

 

いつ離婚するかわからないので初めから離婚を前提に共有名義を避けるのは気が引けますが、万が一の場合を考えると共有名義のリスクも把握しておくべきでしょう。

 

いずれにしても共有名義の不動産を売却するときは面倒な手続きや労力が伴うケースが多いようです。夫婦で不動産を購入する際は、共有名義にしないほうが無難かもしれませんね。

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